滋賀大学オーケストラ
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ちょっと遅い速報

吉田教授退官記念講義

1999年1月20日(滋賀大学大講義室にて)


99/01/20 参加者は、横井、中尾です。
大講義室の約7割くらいが埋まる、盛況ぶりでした。

最後の講義ということで、ゼミ生が最初と最後仕切っていました。
提出した出席カードの抽選で、「単位への優待資格」学生を3名を選ぶなどちょっとしたお祭り騒ぎもありました。


題目は『ニックリッシュ経営学』(人間中心の経営学)。
吉田先生の卒論テーマだったそうです。
そこで、最後の講義も同じテーマを選ばれたとか。

経営学は、実務を経験してから聞くとよくわかる話ですね。
学生の頃は、内容としての理解だけで実感としてわかっていなかったことを痛感しました。
現代の日本の現状に通じる、とても良いお話でした。



簡易レジメ

『経営』=経済生活を行うための組織単位 と定義し2つに分類。
『本源的経営』=家政(生活の単位)
『派生的経営』=企業

そして、
『経営目的』=人間の欲求充当
『経営成果』=付加価値
と続き、成果を判断するものさしとしてを2つを提示。
  1. 最大成果が実現できたか
    • 出資者(投下資本で貢献)
    • 企業者(企業経営で貢献)
    • 労働者(従業員として貢献)
  2. 成果の最適配分がされているか
  • ニックリッシュは、労働者への十分な分配等も視野に入れた理論構築のため、これが発表された当時(1920年代)は理想論に過ぎないという批判が多かった。しかし、現実は少しずつニックリッシュに近づいているのではないだろか。
  • バブル崩壊後、企業経営が厳しさを増す一方、堅調な個人消費が潜在するのは本源的経営までが崩壊してはいないということである。
  • 同時期のシュマーレン・バッハが唱えたように、規模の拡大は固定費の増大を伴い、成長期でなくなると崩壊の道しか残されない。家政が崩壊しないうちに成果の最適配分までもっと考慮された制度に進歩する必要があるのではないか。
(このあたり、怪しい・・。私が個人的期待を含んで聞いているため)


先生は最後、このように結ばれ学生にエールを送りました。
  • ドイツ経営学に大きな影響を与え、今でも世界的な企業として存続しているところがたくさんある。しかも、有現会社・財団という資本の論理に あまり毒されない形態として。そこには、現代の『グローバル化=アメリカ』という現象を見直す大きなヒントがある。
  • 人間らしい経営という視点から見ると、大企業よりも中小企業の方が優れている場合も多い。
  • 『経営』は、生産局面だけでなく『成果の分配』『消費局面』まで視野に入れる形で発展していかなければ、崩壊の道をたどるものである。
<以上、あくまでも大意です。言葉使い等不備があります。>
<詳しくは、中尾君がビデオを撮っています>




講義の後、部室へ寄ってみました。
なんとまあ、生協がコンビニ化しているではありませんか。
学内も建物が増えて、びっくり状態ですよ!

部室(生協の2F)で、何人かの学生さんにお会いしました。
また、定演のパンフを8部と98年分の写真を借りることができました。
次期副部長の辻木さんが用意してくれました、ありがとう!
(因みに、辻木さんの下宿は元やりやの跡地に建っているそうです)

定演のパンフは、俵・田中両氏から借りたのと合わせ全部揃いました。

なお、昨日は中尾君が、講義の写真・ビデオテープを撮ってくれました。
ビデオテープは、往年の吉田ゼミ生砂原さんの補修用です(冗談)。
そういえば、ゼミ生のOBも数人来ていらっしゃいました。
先生の人徳ですね。