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| ■交響詩フィンランディアop.26 |
J.シベリウス |
シベリウスの母国であるフィンランドは19世紀の初頭から第一次世界大戦終了近くまでロシアの支配下にあり、ニコライ2世の時代には、フィンランドをロシア化させようとして様々な強圧策が行なわれた。しかしロシアの圧政はフィンランドの愛国、独立運動をあおる結果となった。そのひとつとして、1899年11月にヘルシンキのスウェーデン劇場で、フィンランドの愛国的歴史劇の上演が行なわれた。シベリウスはこの運動に参加して、劇に音楽をつけた。そのうちの第6景「フィンランドは目覚める」につけられた音楽が後に独立して<フィンランディア>の名の下に知られる交響詩となった。
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| ■歌劇「魔笛」序曲 |
W.A.モーツァルト |
モーツァルトには21編程の歌劇およぴ劇楽作品があり、その中で特に優れたものとして、「フィガロの結婚」「ドンファン」などがあげられるが、その中でも「魔笛」はもっとも優れたものとされ、かつ、彼の歌劇の最終作となっている。
この序曲の構成は、ゆったりとした導入部を持つソナタ形式となっている。だが、主題部もその発展部も主としてフーガ的に取り扱われていることがこの曲の特徴となっている。
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| ■交響曲第5番ホ短調op.64 |
P.チャイコフスキー |
- 第1楽章:
- 序奏部のはじめにクラリネットで奏でられる重々しい暗い旋律は、この交響曲全体の主要旋律で『運命の動機』といわれるものである。主部はソナタ形式で第1主題を木管、第2主題を弦楽器がかなで、展開部と再現部で頂点を築ぎ、第1主題が中心となって淋しく、静かに終結する。
- 第2楽章:
- 哀愁の主旋律をホルンが独奏し、やがてオーボエの奏でる副次旋律に入り、小決尾で頂点に達する。中間部では、東洋的な優美な旋律をだしそれがひろげられて頂点に至ると『運命の動機』が激しく奏でられる。この後、主部が再現されるが、突然トロンボーンによって『運命の動機』が激しく演奏され、その響きが静かになって終結部にいたる。
- 第3楽章:
- 主部の主題はイ長調で、最初に第1ヴァィオリンで現われる。中間部は軽快な旋律で夢幻的な情緒を表すが、終結部の途中から『運命の動機』がはいってきて暗い影を投げる。
- 第4楽章:
- 序奏部は『運命の動機』であるがここではホ長調で荘厳に現われ、運命の脅威から脱したような感じになっている。主部は早いテンポで最初から強烈豪華な第1主題が全合奏で強く現われ進む。それにたいして、健美な愛らしい第2主題が木管で奏でられる。これらが展開され、再現し、終結部で『運命の動機』もって堂々と終わる。この楽章はおごそかな雄大な感じを待ち、哀愁に打ち勝つ強い気持ちが高唱される。
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