滋賀大学オーケストラ
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ごあいさつ
滋賀大学オーケストラ 部長 川本 朗

 本日は御多忙の折、滋賀大学オーケストラ第5回定期演奏会にようこそおいで下さいました。部員一同、心より感謝いたしております。
 私達の定期演奏会は今回で5回目となり、咋年にひき続いて市民会館で行なうことになりました。今年の私達のクラブは例年になく大勢の新入生が入部したことにより、活気が生まれましたが、その反面、その大半が初心者ということで種々の問題も生じてきました。私個人の話をいたしますと、コントラバスを弾く予定が、突然指揮をすることになり当惑した日々を送って参りました。たくさんの間題をかかえながらも今日までやってこれたのは部員一人一人の音楽にかける情熱だと思っております。その情熱が今日の演奏で皆様に少しでも感じていただければ幸いです。
 最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたりまして、御支援、御助力をいただきました方々、そして御指導下さった諸先生方に心から御礼申し上げると共に、今後より一層の御指導、御支援の程、賜ります様宣しく御願い申し上げ、御挨拶にかえさせて頂きます。

第5回定期演奏会によせて
滋賀大学オーケストラ顧問 吉田 修

 川畑君に再三催足され、ようやくの想いで原稿を書こうとしてハタと気が付いた。今回で何回目の定期演奏会になるのだろうか。これまでの数回を思い出してみようとするのだが、どうにもはっきりとは分からない。仕方がないから第○回と空欄にしておいて、原稿を渡す時に、川畑君に確かめることにした。
 先週、講議の後に稲葉さんがやってきて「先生、部費を下さい」と言われた。「何月分?」と聞き返したら、「4月分からです」と言われた。半年間、払っていなかったことになる。
 OB、OGの諸氏は、この2つの話をどういう風に考えてくれるだろうか。「先生もボケてしまった」と思うだろうか。あるいは「オーケストラのことはもう関心がないのか」と嘆くだろうか。そのいずれの感想も残念ながら当たっていない。実はオーケストラのことを私は全く安心しているからなのである。すっかり根を張り、枝を伸ばし、もはや滋賀大学の文化部の中で中心的な存在にまで成長してきたオーケストラに、私は何の心配もしていないからなのである。だから普段は忘れていても良いと思っているのである。分かってくれるだろうか。
 でも実は、このことは、今年もオーケストラのために何も貢献できなかった、私の言い訳でもある。来年こそは、来年こそは、本当に中味のあるメッセージが書けるようにしたいものである。
では総勢?名の部員の力一杯の演奏を聴いてやって下さい。

あとがき

 “疲れた”−幹部をひき継いでから今日まで約1年。この期間を表わすのに景も適切な、この言葉である。今年の幹部は、実質的に2人だけ。この2人が、約30名の部員を引っぱってきたのだから、本当に忙しかった。何かと、クラブの用事が多く、授業もろくに出れないこの1年だった。私は、今年度、どれほどの単位が取れるだろうか。非常に心配でならない。
 ところでうちのクラブでは「シンフォニーは4年に1度のオリンピック」と言われるこの言棄通り、技術的、人数的に、そのような状況である。昨年は、ぺ一トーペンの「運命」をやった。今年は、シンフォニーはあり得ないと思っていたが、気が付くと、ドヴォルザークの第8番交響曲(訳して、ドボ8)の楽語が配られていたのである。私のパートはViolinUであったが、昨年の「運命」よりは、はるかに難しかった。最初の1ヶ月は、全く弾けなかった。それでも練習をせざるしかなかった。
しかし、7月の上旬のある日、突然、右手の手首が激しい痛みに襲われたのである。入院して手術した。結果は、ビー玉ほどの大きさの腫瘍ができていたからであった。入院は4日だけであったが、通院が長かった。痛みのため、バイオリンもろくに弾けなかった。まともに弓が持てなかった。その日から今日までの数ヶ月は私にとって、とてもつらい数ヶ月であった。
痛みに耐えながらの練習。9月の合宿の時、合奏の最中に痛さで思わず弓を落として「痛い」と悲鳴をあげたこともあった。今年の定演は遠慮させてもらって、じっくり休み、療養したかったが、クラブの責任者の1人である以上、また、私のパートを引っばっていく以上休むわけにはいかなかったし、許されることでもなかった。しかし、部員の励ましもあって、何とか今日の日まで来ることができた。その励ましがとてもうれしかったし、心の支えになった。このような温かい部員全員に感謝している。
 このような温かい人間たちの「心のこもった演奏」を、みなさんに、じっくりと聞いていただきたいと思う。正直に言って、弾けないところやできないところもある。また、聞き苦しいところがあるのも否定できない。しかし、みなさまには、我々の「心」を理解し、わかっていただける方々であると思っている。だから我々も、何も恐れることはない。失敗を恐れることなく、白信をもって、胸を張って、堂々と演奏したいものだ。
 ところで、今日の日まで、いろいろと面倒を見ていただいた加納先生には、本当に感謝しています。未熟な我々を、今日の日を迎えられるまで引ぱっていただけたことを心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 また今回の定演に際し、広告掲載という形でご協力いただけた多くのお店の皆様、心より厚く御礼申し上げます。
 ところで、最後に言わせて欲しい。この仲間達といっしょに音楽がやれる私は、本当に幸せである。仲間たちよ。ありがとう。
(西郷)