滋賀大学オーケストラ
プログラム あいさつ プロフィール 曲目解説
パート紹介 出演者 スタッフ
 
ホーム
第15回
第14回
第13回
第12回
第11回
第10回
第09回
第08回
第07回
第06回
第05回
第04回
第03回
第02回
第01回


曲目解説


合奏協奏曲作品6−7 ヘンデル

 この曲はヘンデルの合奏協奏曲、作品6の中で、独奏がなく、合奏だけですすむ点から特別な様式である。それ故、「協奏交響曲」ともいわれている。

第一楽章 ラルゴ 変口長調
 ゆるやかな短い曲で、五度の終正で、次のアレグロ楽章に続く。フランス風序曲の第一部をなしている。
第二楽章 アレグロ 変口長調
 フランス風序曲の第二部をなし、フーが風にできている。かなりユーモラスで、明るく楽しく、りズムには生気がある。主題の、二部音符、四部音符にすすむ点は、鶏の声のようでもある。
第三楽章 ラルゴ・工・ビアノ ト短調
 静かで気品のある美しい曲として有名である。その旋律は、主として第一ヴァイオリンでうたわれ、第二ヴァイオリン以外の他の楽器は、対位法的に伴奏する。
第四楽章 アンダンテ 変口長調
 田園的にのどかな曲で、ヘンデルの書いた最も美しい楽章にかぞえられている。ここでも主旋律は、もっばら第一ヴァイオリンで、うたわれ、第二ヴァイオリンは低い旋律をつけたり和声的に伴奏したりし、その他の楽器は、主として和声を充実させる。
第五楽章 ホーンパイプ 変口長調
 「ホーンパイプ」と記された活発な曲で、楽しい。ホーンパイプとはイギリスの楽器の一つで、それで演奏する楽曲は、後には、四拍子も用いるようになったが、初めは三拍子で切分法を用いる。この曲も三拍子で切分法が用いられている。ここでも楽器用法は、前の楽章と同様に第一と第二の両ヴァイオりンの対位法的進行とチェロとパスの和声、その間のヴィオラの補充音となっている。


ビアノと木管のための五重奏曲変ホ長調K.452 モーツアルト

 1984年に作曲されたこの五重奏曲は、ビアノと音色の異なる四本の木管楽器という当時としては珍しい構成を持っている。ある時は管全体を才一ケストラと見なしたビアノ協奏曲であり、またある時は管楽器のアンサンプルがピアノをオーケストラと見たてた、シンフォニック・コンチェルトとなる。五種類の楽器の配分に関して細心の注意がかたむけられており、室内音楽的なものとコンチェルト的なものとの微妙な境界線上を、互いの楽器が主役としてアンサンプルを組みつつ、その中で美しさを競い合いながら揺れ動くバランスのとれた作品に仕上げられている。 各楽章は楽器の音色に適合して自由にゆるめられ、独自の広がりを持っているようでありながらも主題との連関をはじめとする動的な力により必然的に結合されている。

初演 1784年4月1日、ブルク劇場における自作演奏会においてK450、K451と共にモーツアルト自身を独奏者として。
楽器構成 ピアノ、オーポエ、クラリネット(Bフラット)、ホルン(Eフラット)、ファゴット


 第一楽章 ラルゴ−アレグロ・モデラート 変ホ長調4/4拍子、ゆるやかな序奏付きのソナタ形式
二十小節に及ぷ長い序奏は、抒情的かつ神秘的なものとなっている。
 第二楽章 ラルゲット 変口長調 3/8拍子 ソナタ形式
さまざまな美しい旋律が答楽器により次々と奏されるゆったりとした楽章。のぴやかな旋律がまず楽器間のやりとりによって、そして最後には・体となって幅広い楽間を構成している。
 第三楽章 ロンド・アレグレット 変ホ長調 2/2拍子 ロンド形式
モーツアルト特有のソナタとロンドの混合方式でピアノの枝巧を披露する走向が各主題間の推移部におかれている。中間部の管のやりとりが美しく、室内楽的な繊細さと均衡は保たれたままである。


交響曲第5番八短調 作品67「運命」 べ一トーヴェン

 この交響曲はわが国では『運命』という名で親しまれているが、作品の楽譜のどこにも『運命』という文字は記されていない。作曲看と弟子のシントラーの会話の中で「このように運命はとぴらをたたく」と、冒頭のモティーフについてべ一トーヴェンが語ったことからこの標題が生まれたのであろうが、この作品が『運命』をテーマとしているとはべ一トーヴェン自身は語っていない。  例の「タタタター」のモティーフは威圧的でいかにも運命が襲ってきたようにも受けとれかねないが、このモティーフについては「森にさえずるほおじろの鳴き声から思いついたもの」や「作曲者自身の耳の異常による打撃の反映」などといったいろいろな説がある。現在では後者の方が順当な説とされている。
 しかしいずれにせよこの交響曲が作曲されたころのべ一トーヴェンの味わった失意や挫折は彼を脅かしたナポレオンとフランス勢の進攻から受けた失意・不安・不快感と合わせて相当悲惨だったと察せられる。
 この交響曲の大きな特徴の一つに第四楽章が堂々たる肯定的音楽ということがあげられる。これはおそらく前述のような状況の中で作曲者自身が見い出したわずかな希望の光への讃歌と考えられる。

 第一楽章 アレグロ・コン・ブリオ ハ短調 2/4拍子 ソナタ形式
この曲は各部均整のとれたソナタ形式をとり、胃頭のモティーフは各楽章で変秦されて用いられる。
 第二楽章 アンダンテ・コン・モト 変イ長調 3/8拍子 ソナタ形式を含む変奏曲形式
付点が多い美しいメロディーをもつこの楽章はこの交響曲の安息の地ともとれる。
 第三楽章 アレグロ ハ短調 3/4拍子 複合三部形式
一転して短調となるこの楽章はスケルツォ−トリオ−スケルツォの形をとり末尾の部分は終楽章への橋渡しとなっている。
 第四楽章 アレグロ ハ長調 4/4拍子 ソナタ形式
この楽章は第三楽章末尾の神秘さを打ち破る「勝利の歌」である。