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2004年 ドルフィンクルーズ Bahamas 日記 |
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いや〜、今回のバハマはすごかった。もうバハマに通い始めてから10年以上になるけど、こんなに「すごい」バハマは初めて。何がすごいって、まあ、この日記をご覧下さい。 |
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<2日目>7月10日(土) 空港でバハマの入国審査を難なくクリアーして外に出ると、出迎えの車が待っていた。船のキャプテンが用意していてくれたものだが、唐突に、超豪華な白いストレッチリムジンが2台! みんなで「まじ〜? なんでこんな豪華な車が来ちゃうの?」と、「ひょっとして、船もすごい豪華かも」と勝手に盛り上がった。VIP気分で優雅にストレッチリムジンの中で軽い談笑など楽しんでいると、マリーナに到着。荷物を降ろして船に乗ろうとすると、あれ? 何だかお取り込み中な雰囲気。キャプテンが出てくると、バハマ人っていうかジャマイカ人のごとく、ヘアスタイルはドレッドヘアーで歯が2本ほどない。年齢不詳。怪しい。今までの電話のやりとりで「怪しいなあ、このオヤジ。大丈夫かなあ」と多少不安はあったものの、本人に会ってその不安は急上昇。で、オヤジ(キャプテン)いわく「船のジェネレーターが昨日壊れて、新しいのが来るのを待っている。4時間ほど時間をつぶしてきてくれ」とのこと。しかも、キャビンは船底にあるのだが、ひとつだけ「ポータブルキャビン」と呼ばれて、とりはずしのできる予備キャビンが上のフロアにある。はずだった。が、ない。「あれ? もうひとつのキャビンは?」と聞くと「これから作る」と言う。「え? もう、私たち、ここにいるんだけど。。。」。「1時間でできる」。怪しい。とにかく、まだ船はチェックインできる状況ではないのは明らかだったので、4時間ほど時間をつぶさなければいけない。すぐそこに美しい白砂ビーチが見えるけど、なんたって真夏のバハマ。日ざしの強さはハンパじゃない。日本からの長時間のフライト&時差ぼけのみんなの身に、この直射日光はハードすぎるということで、「インターナショナルバザール」というショッピングエリアへ行くことに。行ってみると、さびれてるんだ、これが。おいおい、ガイドブックに書いてあった「デューティーフリー天国バハマ」は、どうなってるんだい? いちおう、香水とかジュエリー系の店はちらほらあるけど、以前に来たときの「グッチ」の店も、かすかにグッチのロゴがあったと思える形跡がドアに残っているだけで、中は閉店してからかなり経ってる様子。あとは、しょうもないみやげ物屋ばっかり。とりあえずレストランでランチを食べてから歩き回るものの、ぜんぜん4時間なんてつぶせなくって、みんなでクーラーの効いている所のベンチでダラダラ。やっと時間になって船に戻ると、あれ? さっきとぜんぜん状況変わってないじゃん。「どういうこと?」とキャプテンに詰め寄ると「今日はバハマの独立記念日で3連休なので、ジェネレーターを持ってくるはずの人がなかなか来ない。キャビンを作る木材など持っている人が2人来て作るはずだったけど、奴らもドタキャンして来ない。なので、これから自分で作らなくちゃいけない」とのこと。ま〜じ〜? いったい、いつになったら船に乗れるんだよ! しょうがないので、再びショッピングへ繰り出す日本人集団。グランドバハマ島には二つしか見所がない。ひとつは、さっき行った「インターナショナルバザール」。もうひとつが「ポートルカヤ」。今夜は、このポートルカヤでバハマの独立記念日のイベントもあるということなので「まあ、それも面白いかも」ってことで繰り出す。行ってみると、さっきのインターナショナルバザールよりはずっとましで、活気もある。とりあえず「こうなったら、何かおいしいものを食べて気を取り直そう」と、一番高級そうなイタリアンレストランへ入る。なかなかおいしく、優雅なひとときを過ごし、みんな「今日はここに泊めてもらいたいな〜」なんて言い出す始末。私もそう思ってたけどね。でも、多少はお店も見てみようかと外へ出ると広場でダンスショーみたいなのをやっている。「暑いところは派手さで勝負」とばかりに、極彩色のオウムみたいな衣装を着たお姉さん・お兄さんがカリブ音楽に乗って楽しそうに踊ってる。でも、疲れきっている私たちには今ひとつ楽しめず、早々に船に戻ってみる。あれ? ポータブルキャビンにとりあえず壁はできてるけど、まだベッドの枠組み作ってる〜。船内は工事現場と化していて、チェックインできる状況じゃあない、ぜんぜんない。さすがの私もブチ切れて「ちょっと、昼の12時からもう10時間も経ってんのに、この状況は何よ! いつになったら出航できんのよ!」と、ややガラ悪めに詰め寄る私。でも、ラスタなバハマ人は「あと1時間で出航できる」と言いやがる。信じるわけないじゃん、そんな言葉。「私はこんな状況に自分のお客さんをいつまでも待たせることはできないから、近くのホテルを取って、みんなをそこに待機させるから完璧に準備が整ったら電話してよ。ベッドができるだけじゃなくて、掃除も完璧にしてから電話してよね!」と念を押して、まるでみんなで銭湯へ行くかのごとく、洗面道具だけ持ってホテルへ。私は「船の様子を見てくるね」と言って、一人で船に戻る。でも、「あと1時間でできる」というのは、やっぱり信じなくて大正解。まだまだ先は遠そう。「これは、この人たちを待ってたら、いつになっても出航できない」と判断し、クルーの一人のアメリカ人女性と一緒に掃除を始める。今回のクルーはキャプテンの他に、22歳のバハマ人の男の子と、50代と思われるアメリカ人女性の二人。このアメリカ人女性(名前はゲール)はボストン在住で馬牧場をやっているんだけど、バハマへ移住を考えていて今回移住に向けて下調べに来ているところを、知り合いのキャプテンから「手伝ってくれ」と呼び出されて急きょ私たちと一週間船に乗ることにしたらしい。なんか、みんな行き当たりばったりだよね。で、もう一人のバハマ人の男の子(キーノ)は22歳にしてすでに2人の子持ち。下の子は、何と昨日の夜生まれたんだって。それで、本当は昨日から船の修理など手伝うはずだったのが、出産に立ち会うために船に来られなかったらしい。ここが日本と違うところですね。日本人男性なら仕事場でトラブルが発生していれば、出産の立会いよりも仕事を選ぶでしょう。でも、翌日から一週間奥さんと赤ちゃんと離れて船上生活とは、「私たちのためにごめんね」という気持ち。 無言で掃除に精を出すこと数時間。夜が明ける頃、やっとポータブルキャビンも完成。ベニヤで壁を作り、その中に木材で2段ベッドの枠組みを作って、その中にマットレスを入れるという仕組み。お客さんが多いときはこうやってキャビンを作り、少ないときは取り払ってオープンなスペースを作るんだと。本当なら2人の男性が、すでにこのサイズに切られていて毎回使用している木材を持って作りに来るはずだったのが「今日はお祭りだから、ドタキャンしちゃおう〜」と、何も言わずに来なかったので、キャプテンみずから木材を探して切って工事をするはめになり、こんなに時間がかかったらしい。しかも、壊れたジェネレーターも、昨日からいろんな店に電話しまくって、届いたのは今日の夜8時。しかも、多少規格の違うタイプだったらしく、やや不安ありとのこと。で、そのジェネレーターを取り付けるおっちゃんが、電気配線をいじっているときに間違ってテレビへつながる線を焦がしてしまい、高そうなSONYのテレビは壊れちゃったと、キャプテン涙目。怒りと同情が入り混じりながらも、「1分でも早く出航してよね!」と尻をたたいて、最後の船内チェックをしてもらう。と、あちこちに小さなゴッキーちゃん(ゴキブリ)が歩き回っているではないか。「おいおい、今まで10年以上いろんな船に乗ってるけど船上でゴッキー見たことなんてないぞ」と思いつつ、出所をさぐると、どうやらサロンのテーブルの下にあるキャビネットから出入りしている。「よし、ここをふさぐしかない」と、テープを借りて隙間をふさぐ。「まあ、これでOKだろう」ってことで「じゃあ、みんな連れてくるからね」とホテルへ向かい、みんなと再び合流。「三木さん、無事で良かった〜」と駆け寄ってくれるみんな。ありがとう&ごめんね! |