ケンセイ・ニュース  第 26 号  1997.3.15発行

ケンセイ・ニュースバックナンバー
  1. はじめに
  2. エドガー・ケイシー健康会からのお報せ
  3. 綜合健生研究所からのお報せ
     1.オイルテラ#41.容量変更について
     2.「きくいも」取り扱い終了のお報せ
  4. 特別寄稿 『風邪の体験』
    エドガー・ケイシー健康会 会長 福田高規
  5. 会と催し
  6. 図書案内
  7. 図書紹介

1.はじめに

 名古屋では、もう、そこにもここにも春の兆しが感じられるこの頃でございますが、北の地方ではまだまだ厳しい寒さが続いていて、 春の訪れが待ち遠く思われる頃でしょう。
その後は皆様、如何お過ごしでしょうか。

 毎年のことですが、この時期には人生の節目とでも言うのでしょうか、環境の変化が多く見られます。卒業、入学、進学、入社、そして移動など、 学校でも職場でも、名残惜しいお別れや、また、新しい出会いが沢山あるのもこの頃のことですね。
 昔から「袖ふれあうも、多少の縁」と申します。ここで言う多少は、多い方に重点が置かれた使い方で、「道ですれ違って、一寸、 袖が触れ合う程度であっても、その方とは、とても深いご縁があるのですよ」と言うことなのでしょうね。
 そう言われてみますと、この現代に、また日本に生を受け、しかも共に過ごすと言うことは、これは大変なことに違いありません。
 原因・結果の法則は、疑いようもありません。ただ、それはすぐには結果が出ず、そこに縁があって、始めて原因が発動するのだ、と聞きました。 エドガー・ケイシーのリーディングでも、何回か以前の生の結果が、次の生では出ないで今の生で出ている、と言うのがありますが、 これは縁がなかったからお預けになっていて、縁を得た今の生でその結果が出たと言うことなのでしょうか。
 一緒にお勉強をする、一緒にお仕事をする、或いは一緒に生活する、その他色々とあることでしょう。そう言った多くの方々とのご縁を、 大切にして行きたいものですね。

 さて、お話と言うのは、実はここからなのです。
 ご縁を大切にするか、しないかで人生大いに違ってしまうと言うことは、良くわかります。しかし、それはただ単に自分の便宜のためとか、 お金や能力の獲得のためだけでしょうか?エドガー・ケイシーのリーディングが繰り返し繰り返し何度も差し示し、 福田高規先生が何時もお話をされる点があります。
 そうです。それは「霊的な向上」と言う点ですね。物質の世界に生きていると、どうしても物に囚われてしまってそれにこだわり、 またしても物質世界での勉強、或る意味では苦しみを伴う辛くて厳しい修行をさせられてしまう、と言うことになります。
 この「霊的な向上」と言うところに視点を据えて、与えられたご縁を生かして行けば、現在は例え、どんなに辛く苦しくても、 それは明るい希望に満ちたものとなることでしょう。人をうらまず、うらやまず、我が人生に胸を張って一歩々々、 勇気を持って進んで行きたいものです。

 会長の福田高規先生から原稿をいただきました。こう言う方は風邪をひいても、ただではすまさないのですね。
 また、この号では沢山の良書を、ご紹介することになりましたので、お楽しみに。


2.エドガー・ケイシー健康会からのお報せ
  1. 治療講座第4回は平成9年1月26日(日)に開催されました。
     指圧の講座も、座位から始まりまして逐次、横位となり、更に進んで仰位、伏位となります。今回は最終講座と言うことで、教課の終了後、 総まとめとして、座位から伏位までを、福田先生のなさるのをお手本にしながら、何度も繰り返して実習いたしました。
     終わって気がついたら、何だかとても体が軽くなったように感じました。
     今回、治療講座の全教程を終了されました方々は下記の通りです。(敬称略)
     石川憲太郎.井上裕人.大鹿真弘.加藤朝子.小西奈美子.鈴木重子.平松達夫.
     どうか、ここで習得されましたことをお仕事にも、また、実生活にも活用されますことを心から願っております。

  2. 基礎講座第1回は平成9年2月23日(日)に開催されました。
     当健康会では、8回の講座を毎月1回づつ、順次開催しております。前回で8回が全て終わりましたので、また、始めに戻って基礎講座が始まりました。 今回はその第1回と言うことになります。
     暫くぶりの基礎講座と言うことで、各地から多数のご参加をいただきましたが、 今回は新しくエドガー・ケイシー健康会に入会されました次の方々をお迎えすることができました。(敬称略)
     沢村義宏.松原有里.前田瑛子.前本里美.森秀数.横井佐代子.二階堂倶江.
     さて、健康でありたい、と言う願いは誰しも持っているものなのですが、では、本当の健康を得るにはどうしたら良いのしょう? 実は、基礎講座ではそのことを勉強する訳なのです。
     その第1回の講座では、まず、こころの問題、それから、瞑想、夢と、大変硬いお話しでしたが皆さんとても熱心にご聴講いただきました。

  3. 基礎講座第2回
     次回、第2回は、すでにご案内のように、3月23日(日)に同じ会場で開催の予定です。オイル・マッサージとヒマシ油温湿布の実習をいたします。 「背中を出した方には、全員にオイル・マッサージをしますよ」と福田先生は言っておられます。この際、是非、 先生のオイルマッサージをご体験なさいますようお勧めいたします。皆様方の予約をお待ちしております。


3.綜合健生研究所からのお報せ
  1. オイルテラ#41.容量変更について.
     最高級の植物性オイルとして、おなじみのオイルテラ#41(ホホバ油100%)は、従来60ml. 入りでしたが、100ml. 入りとなりました。価格は据え置きですので、実質、お安くなりました。

  2. 「きくいも」取り扱い終了のお報せ.
     昨年秋から、ご注文に応じておりました「きくいも」、取り扱いを終了いたしました。
     今年の秋からは、また、昨年のような立派な品質のものをご提供できますことを期待しております。ありがとうございました。


4.特別寄稿 『風邪の体験』 エドガー・ケイシー健康会 会長 福田高規

 人々はまだ気がつかないでいる。
  「病を癒すエネルギーは意識の奥にある、このままで いいのだという祝福意識であることを。」

 年末に三十九度の高熱を出す風邪をひいた。普通、頭が重い、のどが少し痛む位の風邪しかひかなかいのに、のどの痛みがひどくて食事ものどを通らない。日頃の元気もない。
 エドガー・ケイシーの風邪への対応は、温かい飲み物をフーフー言いながら飲んで、お風呂に入って汗を出す。上がってから、ホットオレンジなど、アルカリ性の水分を摂る。それから身体に合った下剤を飲んで寝てしまう。これがまずはじめにやることである。のどの痛みに対して日本では、ねぎを焼くか、生のまま割いて、痛む場所につけるという方法がある。リーディングは玉ねぎをきざみ、細かくきざんだとうもろこしを、小さじ半分か四分の三ほど加えて、熱を通し、ガーゼにつつんで、てるてる坊主みたいなものをつくる。これをのどに一時間ほど当てておくという方法をすすめている。私は長ねぎをあぶってつけていたが、今回はよく効かない。
 家では卵を食べる習慣がない。ところが、たまたま、烏骨鶏の卵をいただいていた。その白身を泡立て、それに一個分の新鮮なレモンジュースを温めたものを一滴ずつ加える。次に、小さじ一杯の蜂蜜を一滴づつ加える。最後に、グリセリンを二滴入れる。これを、二・三時間おきに小さじ一杯を飲む。日に三回以上は飲まない。つくったものは、その日のうちに飲んでしまう。それに用いる卵は、一般に、にわとりの卵で十分であるが、産ん だばかりで、冷蔵庫に入れていない卵の白身を使う。少しは効いたように思う。他に、羅漢果湯など、のどに良いといわれる家庭薬をいくつか試した。さらに、体力を補うために 、ビーフジュースもつくってもらった。正確にはどれが効いたかは分からない。

 さて、私たちは意識であり、身体ではない。風邪で苦しんでいるのは身体である。しかし、その身体もなんとかしなければならない。そこで潜在意識にその具体的な方法を求めた。ところがいつも「祈り」としか出てこない。そこでいろいろ試みて、最も効果的な祈りを探ってみた。そしてわかった。心を静めて、自分の意識の奥にある祝福意識にただ寄 り添っているだけが、最高の祈りだったのだ。今の苦しみをそのまま受け入れて、静かにしていると、祝福意識が働いて、病を静めてくれる。私たちはそのジャマをしないで、静 けさだけを感じていれば良いのだ。そして、必要な対応をすれば良い。
 それは、温かい飲み物を何回かに分けて大量に飲む。身体を温ためて汗を出す。冷やさ ない。腸からの排せつを強制的にでもする。胃腸に負担をかけないようにする。身体を休め、よく眠る。これらは基本的な健康法であって、ことさら治療法と言うものではない。病を癒すのは祈りである。そして健康な生活がそれを助けてくれる。風邪が治ってみると 、身体の何と軽いこと。それに玄米がゆのおいしかったこと。私は風邪をひき、高熱を出すという貴重な体験をしたのだ。祈りの深みへ到着したのだ。それを押し進めているのは 祝福意識、私の主である。“風邪をひいてよかったんだ。”



6.図書案内(最寄りの書店でお求めください)


書 名 著者・翻訳者 出版社 価格
参考 意識学の夜明け 天外伺朗 風雲舎 1,751円
参考 あなたにやさしい精神世界  関野直行 PHP研究所 1,500円
参考 アーリオン・メッセージ アートライン・プロジェクト  徳間書店 1,400円
参考 なぜそれは起こるのか 喰代栄一 サンマーク出版  1,800円
参考 増補版 文明論 岸根卓郎 東洋経済新報社 2,369円
参考 『神々の指紋』の謎は
すでに解明されている
マーク・レナー,林陽 中央アート出版社  1,648円



7.図書紹介

 
  1. 「意識学の夜明け」  夢と仏教とニューエイジ.

     以前、ケンセイ・ニュースNo.21で『ここまで来た「あの世」の科学』『未来を開 く「あの世」の科学』と言う書物をご紹介したことがありました。その著者の天外伺朗さんの新著です。その後、この方はソニーにお勤めの科学者で、役員をされていると言うこ とが判りました。
     さて、この本は、1995年6月から翌年の2月にいたる、著者自身にまつわるドキュメンタリーで、「建長寺」と「淡島ホテル」で行った二つの講演を軸にして、著者の内面を書いたもの。と言っても、「あの世の科学」の続編と見ていいと思われます。
     これも、以前ご紹介した飯島史彦先生の「生きがいの創造」に出てくるのと同じことが 書かれています。
     『いずれにしても、目に見える物質的な世界がすべてだと思って、煩悩のおもむくままに生きるより、「あの世」の存在を念頭において生きていく方が、より深い人生が送れると信じている。』
     そして、最も言いたいことは理想的な死に方を追求する「マハーサマディ研究会」のこ とだったようです。

  1. 「あなたにやさしい精神世界」

     この本の内容は、著者がこの15年間、自ら学び発見し、また、ワークショップなどで教えて来たものなのだそうです。そして、この本の使い方としては、最初からを通して読 むのも良いし、何か自分が直面していることを頭にイメージして、パッと開いたページを読んでそれを参考にすると言った自由な読み方を勧めています。
     私も試しにパット開いて見ました。何と書いてあったと思いますか?
     「正しくありたいですか、それとも幸せでいたいですか?」うーん、とうなりました。
     「俺は絶対に正しいのだぞ!」とがんばっていたら、いつまでたっても問題は解決しないでしょう。お互いに相手が間違っていると言い合っているのですから。あなたなら、ど うします?そんな時この本の文章が参考になるかも知れません。

  1. 「アーリオン・メッセージ」  目覚めよ、備えよ、光輝く意識たちへ−

     この本の著者は一人ではありません。それは、5人のスタッフからなる「アートライン ・プロジェクト」なのです。その中心的存在はチャネラーの北川恵子さんです。その北川恵子さんが、宇宙心霊アーリオンから受けた非常に難解なメッセージを解読し、それに基 づいて行われた様々な調査、考察及び実証の記録をまとめたのがこの本と言うわけなのです。

  1. 「なぜそれは起こるのか」過去に共鳴する現在−シェルドレイク の仮説をめぐって−

     1980年ごろ、イギリスの科学者ルパート・シェルドレイクと言う人が、「シェルド レイクの仮説」を発表しました。ところが、権威ある科学誌「ネイチャー」は「焚書候補ナンバーワン」と酷評しました。また、一方ではこの説の大きい可能性を認め、熱い支援 を送った科学者たちが少なからずいました。そして、現在では優れた理論として、一般に認知されて来つつあるようです。
     その仮説というのは、現在、存在している生物の特徴的な形と行動、また、物理的、化学的なあらゆるシステムの形態は、すでに過去に存在した同じような形態の存在の影響を受けて、過去と同じような形態を継続する。それは、『形の場』による『形の共鳴』とも呼ばれるプロセスによっている、と言うものです。この書物は昨年11月に入手し、この仮説が「共時性」、「百匹目の猿」、ユングの「集合的無意識」、ソンディの「運命分析学」などと密接な関連性のあることに興味を持って読んでいました。
     先日、次にご紹介する「文明論」の著者、岸根卓郎先生(京都大学名誉教授)のお話しを聞く機会がありました。お話しの中で、シェルドレイクの仮説が出て来たばかりではなく、先生もこの説を支持しておられたので、「文明論」にも大いに関係があることが判りました。

  1. 増補版. 「文明論」  文明興亡の法則.

     大学の先生と言う方だから、冷たくて理屈っぽいだろう、などと言う予想とは大いに違って「日本人よ、自信を持て!」と言う、深い情熱が、そのお話しから伝わって来ます。
     自ら「文明塾」を主催され、文明論の講義を通じて、後進の指導にあたっている、そう言う先生の書かれた文化論的「文明論」です。
     従来の文明論は「文明興亡の人為説」であったが、先生は「文明興亡の宇宙法則説」を提唱されます。そして、新しい世紀には、人類は必然的に今までの物心二元論の西洋文明 (地球意識)から、物心一元論の東洋文明(宇宙意識)への、意識革命がなされるに違い ない。そこに我々日本人の出番があるのだと鼓舞激励されます。


 さて、ここまで何冊かの書物のご紹介をして来ましたが、この色んな書物がすべて同じ基本的立場をとっていることに気がつきました。さあ、それは何だと思いますか?
 それは、物の世界の他に目に見えない世界の存在を認めていると言う点なのでした! 「あの世」と言い「空」と言い「暗在系」「集合的無意識」等々、言葉は違っていても、 皆、このことを言おうとしているように思われます。そして、期せずしてこれらの書物が出版され集まって来たと言うことは、そこには、目に見えないけれども「共時性」が働いているのではないだろうかと考えさせられるのです。
 では、皆さんお元気で!次の「ケンセイ・ニュースNo.27」をお楽しみに!